Googleの親会社Alphabetが、2023年にもトロントに同社初のスマートシティービルをオープンする予定だと報じられている。
Googleは最終的にそのカナダのスマートキャンパスに引っ越す予定だとCNBCは報じた。
CNBCによると、Alphabet傘下のSidewalk Labs(主に都市環境の技術革新を手がける)の創業者で最高経営責任者(CEO)Dan Doctoroff氏はカナダで開催された「Collision Conference」で、このプロジェクトのタイムラインについて語ったという。
Doctoroff氏は6月に提案書を提出する予定で、承認を得るための交渉の後、2020年中にスマートシティービルの建設に着手したい考えだとCNBCは報じた。最初のビルは2023年後半か2024年初頭にオープンする予定だという。
Doctoroff氏は、「これらのことには時間がかかるが、このスマートキャンパスがオープンしてから数年以内に、生活の質の向上という観点から見た真の成果が現れ始めるだろう」と話し、「われわれはトロントにおけるGoogleのプレゼンスを大幅に拡大し、カナダの本社をウォーターフロントに移動させる予定だ」と述べたという。
Sidewalk Torontoは、Doctoroff氏のCollision Conferenceでの発言をツイートした。それによると、Sidewalk Labsは「不動産とインフラストラクチャー、テクノロジーの観点から、カナダのパートナーを呼び込むことに注力しており、これには地元のテクノロジーエコシステムの成長を促す狙いもある」という。
Justin Trudeau首相は2017年に、オンタリオ湖沿いのウォーターフロントにAlphabetのスマートキャンパスなどを建設するプロジェクトを発表した。
この開発プロジェクトの当初の目的は、Sidewalk Labsに場所を提供することだったが、その後Googleも加わるとされた。
米CNETはGoogleにコメントを求めたが解答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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