フェイスブック ジャパンは5月17日、日本初となるポップアップカフェ「Facebook Cafe」を5月17日〜19日まで期間限定でオープンした。Facebook日本語版は、2008年5月19日に誕生した。11周年を迎える記念として行われる。
場所は東京・原宿と表参道の中間ぐらいにあるカフェアロハアミーゴ原宿だ。営業時間は、11時半〜20時まで。
Facebook Cafeは、FacebookやInstagramを安心・安全に使うための知識を楽しく学べることを目的としたもの。プライバシーやセキュリティの設定に関する理解度をチェックする簡単な診断を用意し、診断結果から理解度や認識の“甘さ”に応じて提供されるスイーツの甘さが変わるユニークなカフェとなっている。
プライバシー診断をした人は、好きなドリンクと一緒にスイーツを無料で楽しみつつ、FacebookやInstagramのプライバシー・セキュリティの設定方法などをその場で学べる。フェイスブック ジャパンの社員も参加し、利用者からの質問に答えるとしている。
スイーツには、フェイスブックのリアクションがデザインされている。ソースは、3段階の甘さのチョコレートソースが使用されており、「悲しいね×ホワイトチョコ」「すごいね×キャラメルチョコ」「超いいね!×ビターチョコ」の3種類がラインアップする。
フェイスブック ジャパン 公共政策統括の小堀恭志氏は今回の試みについて、「FacebookとInstagramを安心・安全に利用してもらうために、(1)利用者のプライバシーを保護すること、(2)安心してプラットフォームを使うための環境作りに注力──の2つの点をカフェを通じて伝えたい」と説明した。
セキュリティとプライバシーを説明できるだろうか。小堀氏は、“家を”アカウントにたとえ、「家の鍵を締めるのがセキュリティ。鍵が一つだと心配だから、ダブルロックにするなどして、アカウント自体の安全性を確保する。家がアカウントだとすると、プライバシーは外からどう見られているか。たとえば隣の美容室のようにすべてをオープンにするか、カーテンを閉めて見えるところと見えないところを分けるか。そうした情報を保護するのが、プライバシーとセキュリティの区別」と説明した。
Facebookは直近では、米国、ロンドンなど各国でリアルなイベントを開催しており、プライバシーツールの使用、設定方法などを直接伝えることに注力しているという。利用者のプライバシーを保護すること、利用者に安心してプラットフォームを利用してもらうための安全な環境づくりは重要なこととし、今後もより安心に利用するための取り組みを強化していくとした。
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