サムスンは折りたたみ式スマートフォンの発売を延期しており、先週開催された年次開発者会議「Google I/O」では、この待望のフォームファクターについて、それほど大きく取り上げられなかった。しかしGoogleで「Android」「Chrome」「Chrome OS」「Google Play」などのシニアバイスプレジデントを務めるHiroshi Lockheimer氏は同イベントで開発者に対し、「折りたたみ式スマートフォン全体について、私は楽観的な見通しを持っている」と述べた。
Lockheimer氏は、折りたたみ式スマートフォンが主流になるのは少し先のことかもしれないが、「単なる一時的な流行で終わるとは思わない」と述べ、個人的に折りたたみ式スマートフォンを使用した体験に触れた。
GoogleはGoogle I/Oで、Androidの次期バージョン(現時点の開発コード名は「Q」)の一環として、折りたたみ式端末に対応する自社の意志を語っており、複数のハードウェアメーカーが2019年に折りたたみ式端末をリリースする見込みだとしていた。
さらにLockheimer氏は、サイズ変更可能なアプリなどの折りたたみ式スマートフォンで動作するAndroidの機能の多くはChrome OSでも役に立つ可能性があると述べている。
Lockheimer氏は、Googleが開発中の「Fuchsia」OSについても見解を示した。同氏によると、このオープンソースプロジェクトの狙いは、「OSに関するさまざまな新しいコンセプトを試す」ことにあるという。
同氏は、「AndroidやChrome OSを置き換えるのではなく、新しいテクノロジーを学ぶためのものだ」と述べ、「あらゆる種類のフォームファクターが存在する。スマートフォンやPCに限らず、異なるOSが必要なデバイスがある」と説明した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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