ヤフーは5月8日、ソフトバンクの連結子会社になることを発表した。ソフトバンク(SBKK)に対する第三者割当増資として新株式15億1147万8050株を発行し、約4564億6637万円の引受けを実施する。
あわせて同社では、ソフトバンクグループ(SBG)傘下のソフトバンクグループジャパン(SBGJ)が持つヤフー全株式(18億3437万7600株、所有割合は36.08%)のTOB(株主公開買い付け)を実施。新株発行より多く買い付けすることで、少数株主の株主価値の希薄化を防ぐとしている。自己株式の取得に必要な資金の大部分はSBKKへの第三者割当増資によって調達する。
これによりSBKKは、これまで保有していたヤフー株6億1388万8900株(所有割合:12.08%)とあわせて、全発行株式の44.64%を保有することで、ヤフーを連結子会社化する。なお、SBGJが保有するヤフー株式の所有割合は36.08%から0%となり、親会社がSBGJからSBKKに移動することになる。
今回の連結子会社化により、ヤフーが持つマルチビッグデータを活用した新サービスや、ヤフーとSBKKによるジョイントベンチャーのPayPayが提供するスマートフォン決済など新領域(非通信領域)の強化、戦略、サービス、リソースの統合、ヤフーとのシナジーを最大化するとしている。
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