蔦屋家電エンタープライズは、同社初となるオリジナル商品「BCPLAY_(ビーシープレイ)」を発表した。Bluetooth機能付きCDプレーヤーで、Bluetoothスピーカーやヘッドホンなどと組み合わせて、ワイヤレスでCDの音楽が聴ける。発売は4月23日。全国のTSUTAYA、蔦屋家電、蔦屋書店で先行販売する。税別価格は1万2000円。
蔦屋家電では、国内外の家電やデジタルガジェットなどを取り扱っているが、オリジナル商品の発売は今回が初めて。スマートフォンアクセサリーの開発などを担うスムージィの協力を受け、通常、商品の調達などを担当している、商品企画部が手がけた。元々は蔦屋家電に来店したユーザーから「CDプレーヤーが欲しい」という声を受けたことが開発のきっかけになったという。
蔦屋家電エンタープライズ 商品企画部商品調達Unit Leaderの吉崎真矢氏は「ストリーミングサービスの登場によって、CDの市場はシュリンクしているが、CDで音楽を楽しむ人はまだ多くいる。歌詞カードやジャケットデザイン、さらに曲順まで、CDならではの楽しみ方は多い。そのCDならではの部分をテクノロジーを使って気軽に楽しめるようにしたかった」との開発の経緯を話す。商品化までは約3年の月日を費やしたという。
Bluetooth 4.2対応で、ワイヤレスでの再生が可能。3.5mmステレオミニ、光デジタル端子も備え、有線接続にも対応する。本体には1000mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、ポータブルプレーヤーとしても使える。
発表会では、ミュージシャンのLOW IQ 01(ロー・アイキュー・イチ)さんが登場。ミュージシャンの視点からCDのこだわりについて話した。「今でもストリーミングサービスは一切使っていない、基本的にCD世代。昭和の人間なので、モノがないと信用できない(笑)。CDを買った時に何が一番楽しいかといったら、封を開けて、CDをプレーヤーにセットして、プレイボタンを押す瞬間。自分の曲についても、CDを作る時は隅から隅までこだわって、周りの人にはわかるかわからないかくらいのところまで音で勝負している。MP3ファイルにされてしまうと、そのこだわりが伝わりきらない」と、CDで音楽を届け、自身でも聴く体験について話した。
BCPLAY_については「使いやすくて、価格も手頃な素晴らしい商品だと思う。初めてこの商品を見た時は、『いいぞ』と思った」とコメントした。
凹凸が少なく、スリムな筐体デザインを採用し、片手でも簡単に持ち運べる軽量モデル。プレーヤーの蓋部分がまるごと外れるようになっており、装着時はマグネットで固定される。
蔦屋家電エンタープライズでは、BCPLAY_をオリジナル商品の第1弾としており、オーディオ機器に限らず、今後も展開していく計画だ。
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