Appleが「iPhoneを探す」と「友達を探す」の両アプリを1つのアプリに統合し、さらにユーザーの持ち物を追跡できるタグを提供するとの計画が報じられている。
この情報は、Apple関連のニュースサイト9to5Macが、このアプリの開発に詳しい情報筋の話として報じたものだ。それによると、「GreenTorch」というコード名で呼ばれるこの新しいアプリは、先の2つのアプリの機能をすべて備えるほか、Wi-Fiに接続されていない状態でも「iPhone」を見つけ出せるような改良が施されるという。また、他のユーザーと自分の現在位置をシェアし、特定の場所に到着あるいは離れたタイミングで通知も送ることもできる。
この9to5Macの記事によると、さらにこの統合版アプリでは「AirPods」など他のApple製デバイスを追跡することもできる。また同社は他の持ち物に取り付けられるタグも開発中だという。このタグはTileが発売しているBluetoothを利用したトラッカーと同じような機能を備え、ユーザーのiPhoneがタグを取り付けた持ち物から一定距離以上に離れると通知を送る。また、自宅など特定の場所を除外し、自分がその場所にいるときは通知をオフにすることもできるという。さらにはこのタグの場所を友達や家族と共有することも可能だ。
今回の記事によれば、このような位置情報機能を利用するには、ユーザーからの情報提供が必要になる。だが、Appleをはじめとするテクノロジー系企業では、位置情報の追跡とプライバシー保護の関係はこれまでも問題となってきた。
9to5Macではこの新しいアプリの発表時期について、Appleがこれまでも新型iPhoneを発表してきた9月に初披露される可能性があると推測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」