Facebookが音声アシスタントの開発に取り組んでいることを明らかにした。ビデオチャット端末「Portal」で使用される可能性がある。
ソーシャルネットワークFacebookの広報担当者は米国時間4月17日の声明で、「Portal、『Oculus』、そして将来の製品を含めた当社のAR/VR製品ファミリー全体で動作する、音声およびAIアシスタント技術の開発に取り組んでいる」と述べた。
同社は、Amazon、Google、Appleなど、音声アシスタントを既に提供するハイテク大手企業との競争に直面することになる。
CNBCは、事情をよく知る複数の情報筋らの話として、Facebookは2018年初頭から新しい音声アシスタントに取り組んでいるが、「ユーザーによるアシスタントの利用方法をFacebookがどれだけ明確に想定しているのかは不明」だと報じている。FacebookのPortalでは現在、Amazonの「Alexa」が使われている。
AR/VRとおよびFacebook Assistant担当ディレクターを務めるIra Snyder氏が統括する、ワシントン州レッドモンドを拠点とするFacebookのチームが新しいAIアシスタントを構築する取り組みを主導していると報じられている。
Facebookが仮想アシスタントの構築を試みたのはこれが初めてではない。同社は2018年に、Facebookのメッセージングアプリで使われていた「M」というチャットアシスタントの提供を終了している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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