米運送大手のUnited Parcel Service of America(UPS)と荷物運搬用ドローンを手がける米Matternetは、医療機関のあいだで実行する医療サンプル輸送業務にドローンを活用すると発表した。
この取り組みでは、ノースカロライナ州ローリーにある病院のWakeMedから検査施設へ医療サンプルを輸送する際、自律飛行するMatternetのクアッドコプター「M2」で運ぶ。自動車を使うと渋滞に巻き込まれるなどして輸送に30分かかることもあったが、平均時速40マイル(約64km)で飛ぶドローンなら、15秒で届けられると見込む。UPSらは、時間短縮およびコスト削減というメリットに加え、患者の健康面にも良い影響をもたらすとしている。
MatternetのM2は、最大でおよそ5ポンド(約2.3kg)の荷物を12.5マイル(約20km)先まで運べるという。
UPSによる紹介ビデオ(出典:UPS/YouTube)
Matternetは、スイスの国営郵便会社Swiss Postと同様の取り組みを実施しており、3000回以上の輸送飛行を成功させたそうだ。
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