華為技術(ファーウェイ)はパリで現地時間3月26日に開催したイベントで、新型スマートフォン「P30」シリーズに加えて、Appleの「AirPods」に対抗するイヤホン、スマートウォッチ「Watch GT」の2つの新エディション、スマートメガネを発表した。
韓国のメガネメーカーGentle Monsterの協力の下で製作されたファーウェイのスマートメガネは、同社にとって新しい新製品分野への進出を意味する。2019年7月に発売予定のこのメガネは、ビームフォーミング技術を利用して、ステレオで音楽を聴いたり、電話をかけたりできる機能を提供する。ワイヤレス充電機能も備える。価格情報はまだ発表されていない。
米CNETはこのメガネを短時間試着する機会を得た。メガネは軽量で(おそらく通常のメガネより少しだけ重い程度)、顔と頭のサイズがかなり平均的な筆者(女性)には少し大きく感じた。しかし、印象的なのは、テクノロジが搭載されていることを示す識別可能な要素が全くないことだ。ボタンも膨らみもない。肉眼では、スマートメガネであることを見抜くのは不可能だろう。「Google Glass」の時代から大きく進歩している。
ファーウェイの2つの新しいスマートウォッチは、同社の既存のスマートウォッチラインアップに追加される。1つ目は、46mmの文字盤を備える、よりスポーティーな「Watch GT Active Edition」だ。42mmの文字盤を備える「Watch GT Elegant Edition」も用意されている。その名が示すとおり、Elegant Editionはより優雅で、より洗練されている。いずれのスマートウォッチもファーウェイの「Triathlon」(トライアスロン)モードを備えており、装着者は自分のランニング、水泳、サイクリングのパフォーマンスを測定し追跡することが可能だ。価格は、Watch GT Elegant Editionが259ドル(約2万8600円)、Watch GT Active Editionが281ドル(約3万1100円)。
さらに、ファーウェイは、AirPodsと競合する独自の製品「FreeBuds」があることを人々に思い出させたほか、新しいワイヤレスイヤホン「FreeLace」も発表した。FreeLaceの左右のイヤホンはケーブルで接続されるが、オーバーイヤーフックがない。イヤホンの1つを抜いて、一部のファーウェイ製スマートフォンのUSB-Cポートに直接差し込み、FreeLaceを充電することもできるようになる。FreeLaceは4月11日より、一部の国々で112ドル(約1万2400円)で発売される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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