メルカリは3月18日、フリマアプリ「メルカリ」において、スマートフォンから写真を読み込むだけで、出品されている同じ商品や似ている商品を検索できる「写真検索機能」を導入すると発表した。これにより、ブランド名や商品名がわからず検索できなかった商品を写真によって簡単に探せるようになるという。まずはiOS版アプリより先行導入する。
同社では、日頃から利用者に機能改善に関するアンケートなどを実施しており、その中で「SNSでみつけた服をメルカリで簡単に探したい」「商品名やブランド名がわからずうまく探せない」など購買時の要望があったという。そこで、利用者が多くの出品物の中から、より手間なくほしい商品を見つけ出せるように、これまでの「キーワード検索」「カテゴリー検索」「ブランド検索」に加え、「写真検索機能」を導入した。
同機能は、マシンラーニング(機械学習)、ディープラーニング(深層学習)のAI技術を活用。メルカリには、サービス開始から約5年間で蓄積された数十億規模の商品情報のデータセットが存在しており、同データには、同じ商品に対して利用者が投稿した複数の画像・商品名・説明文が存在するという。このビッグデータがAI技術活用の鍵となり、精度の高い予測モデルの構築を実現。さらに学習を続けさせることで、精度をより進化させるとしている。
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