今回のイベントで発表されそうな最後の大物が、クレジットカードだ。Bloombergによると、「iOS 12.2」のリリースと同時に、Goldman Sachsと提携したAppleクレジットカードが登場するという。一般的なクレジットカードとおおむね同等で、購入特典や最大2%のキャッシュバックもあるとうわさされている。カードは、財布に入れるのではなく、「Wallet」アプリに機能として追加される可能性が高い。
Appleはイベントに先立つ18日に新型「iPad Air」と新型「iPad mini」、19日には新型「iMac」を発表した。ここまででも話題は目白押しなので、3月25日のイベントでそれ以外に何かが発表されるとは考えにくいが、前後する時期にさらなるデバイスを投入してくる可能性もある。2017年9月に初めて名前が出たワイヤレス充電マット「AirPower」や、「AirPods」の後継モデル、あるいは少なくともそのワイヤレス充電ケースあたりだろう。
このほか、すっかり過去のものとなった「iPod touch」の新モデルも登場するかもしれない。米CNETのScott Stein記者なら、現行の「iPhone」ラインアップより小型で安価な、いわゆる「iPhone SE 2」を期待するところだろう。
「AirPods 2」が出るという声もある。完全な新型か、少なくともワイヤレス充電ケースが発表されるということだろう。AirPodsの後継モデルには、生体認証センサ、ノイズキャンセリング、耐水性、新しいカラーバリエーションが追加されるといううわさもある。台湾のサイトDigiTimesによれば、Appleは既に新型のAirPodsとiPadの増産体制に入っているといい、そこで引用されている業界筋の情報も3月25日の発表に一致するようだ。
次に予定されているイベントは、6月3日から開催されるAppleの年次開発者会議「Worldwide Developers Conference」(WWDC)だ。
先週、AppleはWWDCの概要を発表。カリフォルニア州サンノゼのマッケンナリーコンベンションセンターで、6月3~7日を予定している。
当初は、このWWDCで新しい配信サービスが発表されるのではないかと考えられていた。その予想はおそらく外れたわけだが、いずれにしても、全面的なソフトウェアのアップデートがあることは間違いない。「iOS 13」へのアップデートでは、2018年の「macOS」で導入された「ダークモード」がiPhoneにも採用され、先頃発表された230種の新しい絵文字も追加されるほか、macOS、「watchOS」「tvOS」のアップデートもあるとうわさされている。
これらのうわさはどれも、2019年前半のことにすぎない。言うまでもないが、2019年はAppleにとって忙しい年になりそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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