Verizonは米国時間3月13日、待ち望まれていた5Gネットワーク「5G Ultra Wideband」の提供を4月11日からシカゴとミネアポリスで開始すると発表した。ただし、Verizonによれば、このサービスを当初利用できるのは両都市の一部地域のみで、より広い地域への展開はその後になる。同社は、2019年末までに30以上の都市で5Gサービスを開始する予定だ。
Verizonはまた、この次世代ワイヤレスサービスの月額料金について、現在の容量無制限プランに10ドル(約1110円)を上乗せした価格にしたことを明らかにした。サービス開始に伴い、Motorolaの「moto z3」向け機能拡張モジュール「5G moto mod」もリリースされる。米国で14日から事前予約が開始されるこのモジュールを追加することで、moto z3はVerizonの5Gサービスに対応した初のスマートフォンになるという。
「5Gで数々の『史上初』を成し遂げてきた企業として、5Gにアップグレード可能な初のスマートフォンをVerizonユーザー限定で提供できることを大変うれしく思っている」と、Verizonの最高技術責任者(CTO)であるKyle Malady氏はプレスリリースで述べている。同社はまた、4月発売予定の新しいサムスン製5G対応スマートフォン「Galaxy S10 5G」も販売する計画だ。
Verizonのライバルである通信事業者のAT&Tも、2019年前半にロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコ、サンノゼ、ラスベガス、オーランド、ナッシュビルの7都市で5Gネットワークを提供する準備を進めている。さらにシカゴとミネアポリスでも年内に提供を予定している。Sprintも、アトランタ、シカゴ、ダラス、ヒューストン、カンザスシティ、ロサンゼルス、ニューヨーク市、フェニックス、ワシントンDCの市街地で、同社初の5Gサービスを2019年前半に開始する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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