世界でいち早く登場する5G対応スマートフォンの1つは、サムスンとVerizonが米国で提供することになりそうだ。
両社は米国時間12月3日、次世代セルラー技術である5Gに対応するデバイスを、2019年上半期に米国市場に投入する計画だと発表した。デバイスの外観や名称、価格など、詳しい情報は明らかにしなかった。
サムスンとVerizonは、今週ハワイで開催されるQualcommのSnapdragon Technology Summitで、コンセプトデバイスを披露する予定だ。このスマートフォンは、Qualcomm製の未発表のモバイルプロセッサに加え、「Snapdragon X50 5G NR Modem」とQualcommのアンテナモジュールを搭載する。
両社のプレスリリースによると、このスマートフォンは、「サムスンのネットワーク装置とパーソナルデバイスを使用した、商用5Gサービス向けのエンドツーエンドのソリューションの実装に向けた、長年にわたる両社の協調の産物」だという。
5Gに関する報道が頻繁に流れており、このスマートフォンのニュースもその1つだ。5Gによって、無線ネットワークの速度、通信範囲、応答性が格段に高まると期待されている。スマートフォンでのデータのアップロードとダウンロードは、現在の標準的な4G LTEネットワークよりも10〜100倍高速になる見込みだ。つまり、数分かかっていた映画のダウンロードが秒単位で完了する可能性がある。
米国の通信事業者は、この高速ネットワークをいち早く導入して、大手携帯端末メーカーに訴求しようと競争を繰り広げている。5Gの1つのバージョンが既に、Verizonの家庭用インターネットサービスとして、4つの市場で限定的に提供されている。同社は5Gモバイルネットワークの提供を2019年初頭に開始する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス