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Facebook、不正アプリでユーザー情報を収集したウクライナ人を提訴

Catalin Cimpanu (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 高森郁哉 (ガリレオ)2019年03月11日 11時43分
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 Facebookは、ユーザーのデータを収集してタイムラインに広告を挿入するFacebookアプリおよびブラウザ拡張機能を開発したとして、ウクライナ人の開発者2人を相手取り提訴した。

提供:Image: ZDNet
funnytest.proは、Facebookによる民事訴訟の訴状で名前が挙げられていたサイトの1つだ
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 米国時間3月8日遅くにFacebookが提出した訴状で言及された2人の開発者は、Gleb Sluchevsky被告とAndrey Gorbachov被告だ。両被告はウクライナの首都キエフを拠点とし、Web Sun Groupという企業で働いていた。

 裁判所に提出された文書によると、Sluchevsky被告とGorbachov被告は、星占いや性格診断などを提供するウェブアプリ4種類以上を運営していたという。

 そのウェブアプリはFacebook上で宣伝され共有されていたが、megatest.online、supertest.name、testsuper.su、testsuper.net、fquiz.com、funnytest.proを含む複数のサードパーティのウェブサイトでホストされていた。

 これらのウェブアプリは「Supertest」「FQuiz」「Megatest」「Pechenka」という名称で、主にロシア語やウクライナ語を話すオーディエンスに宣伝され、「あなたは皇室の血を引いている?」「あなたは陰。あなたの陽は誰?」「もしあなたが犬ならどんな犬種かを、星座に基づき判定」などのテーマでユーザーの気を引いていた。

 Sluchevsky被告とGorbachov被告は2016年から2018年にかけて計略を実行したと、Facebookは述べた。ユーザーがこれらのサイトを訪問すると、ブラウザのプッシュ通知を有効にするよう促され、その後、そうした通知によってさまざまなブラウザ拡張機能をインストールするよう求められた。

 これらの拡張機能には悪意あるコードが含まれ、ユーザーのプロフィールから公開および非公開のデータを不正にかき集めるほか、もっともらしく見える広告を被害者のタイムラインに挿入した。他のソーシャルネットワークサイトも標的にされたが、Facebookは今回の民事訴訟で、被害に遭った他のサイトを名指ししていない。

 拡張機能は、3つ以上の公式なブラウザストアで宣伝され、両被告の管理下にあるオランダのサーバにデータを送信していた。

 この悪意のある拡張機能はおよそ6万3000回インストールされたとFacebookは述べた。

 「被告らは、不正なアプリのユーザーを、Facebookのコンピュータに承認なくアクセスするためのプロキシとして利用した」とFacebookは述べた。同社は今回の訴状で、2人の開発者に差止命令を出し、Facebookユーザーを標的にするアプリをこれ以上開発することを禁じるよう求めている。

 Facebookはまた、被告らの活動を調査する同社の取り組みに対する金銭的補償と、2人が計略を通じて得た資金の返還を求めている。

 Facebookがこのような訴訟を起こすのは今月で2度目となる。同社は1日、FacebookとInstagram上で偽のアカウントや「いいね」、フォロワーを作成して売り込むネットワークを運営していたとして、中国に拠点を置く企業4社と3人の個人を提訴した

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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