Apple、HP、Intel、Microsoft、ルネサス エレクトロニクス、ST Microelectronics、Texas Instrumentsで構成されるUSB Promoter Groupは米国時間3月4日、新しいUSB4の仕様を発表した。USB4は、40Gbpsのスループットを提供し、より効率的にデータを処理できる。
既存のUSB Type-Cケーブルを使用した2レーン動作と40Gbps認証ケーブルを使用した最大40Gbps動作に対応し、USB 3.2、USB 2.0、Thunderbolt 3と後方互換性がある。
ユーザーの観点からは、あまり大きな違いに気づかないかもしれないが、次の2点はおそらく例外だ。まず、Intelが10nmの「Ice Lake」アーキテクチャに「Thunderbolt 3」のサポートを組み込んでいるため、「Windows」ユーザーはThunderboltのドライバをインストールすることなくそれを利用でき、開発者もそれに依存する必要がなくなる。また、そのことと後方互換性、そして、IntelがThunderboltのプロトコルをUSB Promoter Groupにロイヤリティフリーで提供したことから、USB4は、それと非常によく似たUSB-C 3.1 Gen 2(USB 3.2)よりも広く普及することが期待される。
もちろん、「仕様」が「実装」されるまでにはある程度の時間が必要なので、実用化されるのはしばらく先になる可能性がある。IntelのIce Lakeチップを搭載するハードウェアは、早くても2019年末まで発売されないとみられるため、多数のシステムにUSB4が搭載されるのはおそらく、少なくともさらに6カ月先になるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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