Amazonは米国時間2月28日、米国のすべてのプライム会員が配送オプション「Amazon Day」を利用できるようにしたと発表した。Amazon Dayは2018年11月に導入されたオプションで、購入したAmazonの商品を受け取る曜日を選択できるというもの。まず一部のプライム会員に段階的に提供されていた。
この新たな配送オプションの狙いは、配送に使う箱の数を減らし、顧客から見た配送の選択肢を広げるとともに、より予測可能な配送を可能にすることだ。さらには、玄関先での盗難を減らす助けにもなるかもしれない。Amazonが梱包費や配送費を節約できる可能性もある。2018年第4四半期、同社の配送費は前年同期比で23%増の90億ドル(約1兆円余り)に達した。
Amazonによると、この新しいプログラムは「Shipment Zero」という取り組みの一環だという。Shipment Zeroは、2030年までに全出荷の50%で「ゼロカーボン」(二酸化炭素排出量を実質ゼロにする)を達成することを目的として2月に発表されたプロジェクトだ。
ユーザーが、たとえば金曜日をAmazon Dayに指定し、チェックアウト時に「Amazon Day」に配達されるよう選択した場合、その週に購入した商品はすべて金曜日に玄関先に届けられる。指定した曜日は、チェックアウト時に変更しない限り、それ以降の週もそのユーザーのデフォルトとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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