Facebookは米国時間2月28日、ビジネス版コラボレーションツール「Workplace」の有料ユーザー数が200万人を超えたことを明らかにした。
Workplaceは、2016年10月に正式にリリースされたが、Facebookは今回初めてユーザー数を明らかにした。
FacebookはWorkplaceの無料版に加えて、アクティブユーザー1人あたり月額3ドルの有料版を提供している。有料版には、管理機能、ITチーム用のモニタリングツールのほか、「G Suite」や「Okta」などのツールとの連携機能がある。
Facebookが今回発表したWorkplaceのユーザー数には、無料版を利用するユーザーと、プレミアム版を無料で利用する教育機関や非営利団体が含まれていないようだ。Facebookは2017年10月に、3万の組織がWorkplaceを利用していると述べていたが、その後最新の数字について情報を公表していない。Workplaceでは、Facebookと同様に写真を投稿したり、ライブ動画を配信したりすることができるが、同僚とのコミュニケーションのみを目的としている。
Nestle、Walmart、Spotify、Heinekenなどの企業が、Workplaceを利用している。
職場向けのサービスで地位の拡大を狙うFacebookは、従業員同士のコラボレーションとコミュニケーションの促進につながることを企業に示す必要がある。Workplaceは、Facebookとは独立した製品だが、Facebookをめぐるデータプライバシー関連のスキャンダルでイメージに傷がついている。
Workplaceは、SlackやMicrosoftなどとの競争にも直面しているが、幹部らによると、顧客は両方の製品を利用する場合もあるという。Slackの有料ユーザー数は300万人を超えている。
Workplaceの責任者であるKarandeep Anand氏は、27日に開かれた報道陣らとの夕食会で、「われわれの目的は、地球上で働き、インターネットに接続された端末を持つすべての人々をつなぐことだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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