Facebookの最高財務責任者(CFO)を務めるDavid Wehner氏が米国時間2月26日、同サービス内での閲覧履歴を消去できる「Clear History」機能を2019年内にリリースする予定だと述べた。これはCNBCがいち早く報じたもので、Facebookの広報担当者も事実関係を認めた。
Wehner氏は、サンフランシスコで開催されたMorgan Stanley主催のTechnology, Media & Telecom Conferenceで、「大局的に見ると、これまでと同様に効率的なターゲティングができるかどうかという点において、(この機能は)当社にとって逆風になるだろう」と発言したという。
Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏がこのプライバシーツールを発表したのは、2018年のことだ。さらに同年12月には、2019年春にこの機能をテストする予定を明らかにしていた。
この履歴消去機能により、ユーザーはこれまでに使用したアプリやウェブサイトに関する情報を確認し、Facebookアカウントから直接データを削除できるという。報道によると、Wehner氏の発言の趣旨は、この新機能の導入により、今後Facebookがサードパーティーによって収集されたデータを用いて、特定のユーザーグループをターゲットにした広告を届けることが難しくなる、という点にあるようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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