ヤフーが賃貸住宅事業に本格参入--インド企業OYOと合弁会社設立へ

 ヤフーは2月20日、インドのホテル運営会社OYO(オヨ)と合弁会社を設立し、日本の賃貸住宅事業に本格参入すると発表した。スマートフォンだけで物件探しから入居、退去までができ、数日間の試し住みができる日本初の賃貸サービス「OYO LIFE(オヨ ライフ)」を開始する。サービス開始は3月上旬。

日本初の賃貸サービス「OYO LIFE(オヨ ライフ)」を開始する
日本初の賃貸サービス「OYO LIFE(オヨ ライフ)」を開始する

 OYOは、ITを活用した不動産経営で世界8カ国でのブランド展開を行うグローバル企業。OYO LIFEは、すべての部屋が家具家電付きに加えて、敷金、礼金、仲介手数料0円で提供する。公共料金、Wi-Fiなどの通信費や定期的なハウスキーピングなど基本的なアメニティが含まれており、2年契約の縛りなどもない。インターネットで宿泊予約をするように部屋を借りることができる。

「OYO LIFE」と一般的な賃貸住宅の違い
「OYO LIFE」と一般的な賃貸住宅の違い

 家賃保証しながら、定期的なメンテナンスと資産の専門的な維持管理をし、不動産オーナーの資産を完全に管理する日本初のサービスになるとのこと。不動産オーナーにOYOがもつブランドとサービスインフラを提供して物件価値を向上させ、ヤフーのマーケティング力、集客力を合わせてビジネスのブランド化を進める。

 2018年11月に50件の物件を獲得し、2019年3月末までには、渋谷区、目黒区、新宿区、中央区、文京区、千代田区など東京都内のプレミアムエリアを中心に1000件を超える物件を獲得する予定。物件オーナーからの問い合わせも順次受け付ける。

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