パナソニックホームズは9月11日、同社のIoT活用による賃貸住宅の第1号物件として、東京・杉並区に「Sm@rt Gran荻窪」が完成したと発表した。
同物件は、「スマート設備コントロール」「スマート宅配システム」「スマートキーシステム」の、3つのスマート技術を採用した賃貸物件。総戸数は42戸で、月額賃料は11万6000円から14万3000円となる。
スマート設備コントロールは、パナソニックのスマートHEMS「AiSEG2」を介し、入居者のスマートフォンから、エアコンや照明、給湯器、電動シャッターなどの遠隔管理操作が可能。入居者のスマートフォンへ個別に通知する、プッシュ通知も備える。
スマート宅配システムは、宅配ロッカーを活用し、宅配物などの着荷をメールで通知するほか、荷物の発送やクリーニング、食品の宅配サービスの利用も可能。スマートフォンと連動したスマートキーシステムも装備している。
また、同物件では今回、NTT東日本との提携により、カメラやセンサを搭載した次世代プランター「IoTプランター」のトライアルを実施。AIクラウドからのアドバイスにより、約160種の野菜や果物などを栽培できる。
今後は、東名阪地域での拡販を目的としたテストマーケティングとして、同物件の1室をモデルルームとして活用し、IoT賃貸住宅の提案を推進するとしている。
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