大東建託は6月8日、賃貸住宅検索サイト「いい部屋ネット」への物件写真登録にAIを活用した物件写真自動掲載システムを試験導入したと発表した。
いい部屋ネットでは、1部屋あたり約20枚の外観、室内写真を掲載し、掲載写真は、営業スタッフが1枚ずつ手作業でリビング、キッチン、玄関などにカテゴリ分類し、登録していたという。この作業を自動化することで、1カ月あたり約3000時間の作業時間短縮につながる。
導入するのは、デジタルマーケティングサービスなどを手がけるブレインパッドの画像分類システム。物件ごとのフォルダに関連する複数の画像をまとめてシステムに投入するだけで、AIが自動でそれらの画像を21種のカテゴリに分類。分類した画像を物件サイトに掲載する作業までを自動化する。
画像分類モデルは、CNN(畳み込みニューラルネットワーク)という手法を用い、複数のカテゴリにおいて90%を超える適合率を実現。誤った分類結果に対しては修正ログを蓄積することで、分類精度の向上につなげる。
システムは一部の営業所にて試験運用したのち、本年7月初旬より全国の営業拠点へ利用を拡大していく予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス