ワイヤレス給電技術を手がける米国のWiTricityは、QualcommおよびQualcomm Technologiesから電気自動車(EV)向けワイヤレス充電システム「Qualcomm Halo」に関する技術プラットフォームや特許などの知的財産を買収した。
EV用の非接触充電(WEVC)は、スマートフォンなどで採用される非接触充電技術のQiと同様に、EVを充電機構と接触させずに充電する技術。地面に敷設するなどした充電パッドからEV側の受電パッドに非接触で電力を供給できるため、充電ケーブルを接続する作業が必要ない。自宅のガレージなどに設置しておけば、駐車するだけで充電を始められる。ケーブル接続の作業が不要なので、自動運転車の充電も無人で実行可能となる。
WiTricityとQualcommは以前から協力関係にあり、国際的な標準化団体と連携して技術支援などに取り組んできたそうだ。今回の買収により、WEVC技術の標準化に向けた動きがスムーズになり、WEVCに関する自動車メーカー間の互換性も向上するとしている。
また、WiTricityがQualcommの各種資産を買収した一方、QualcommはWiTricityの少数株主になる。
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