仕事と子育てで時間のない中、目標とする英語力を身につけるために実行した勉強方法と、ノートの使い方が、まるで旅行ガイドブックのような可愛らしい本の中にギュッと詰まっている。著者にはバレットジャーナルに関する著書もあり、ノートもそのバレットジャーナルに通じるシンプルさだが、だからこそ、誰でもすぐに真似できる気軽さがある。
注目すべき点は、「期間限定で『目標とする英語力を身に付ける』までの勉強法」であること。著者の場合はTOEIC 900点を目指していたわけだが、期限と目標が定まっていて、かつ勉強時間が少ないからこそ、集中力と工夫が生み出される。同様に、英語を勉強している多くのビジネスパーソンにも時間はなく、「いつまでにTOEIC何点を取らないといけない」といった期限があるはずだ。限られた時間の中で目標を達成するためには、何を優先してやり、何をやらないかを見極めることが重要だ。
実際に取り組んだ教材について、どのように勉強したかということも具体的に述べられているが、それよりも「やるべきこと」の決め方や、それらをいつどのようにやるかといった進め方が詳細に示されている点に注目したい。本書は英語以外のことにも応用できる、非常に汎用性の高いタスク管理の本でもあるのだ。
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