毎朝のコーヒー、仕事の合間のチョコレート、寝る前のスマホゲーム。やめるとかやめないとかを考えたこともない習慣は、誰にでもあるだろう。一方で、英語の勉強を毎日30分やる、本を毎週3冊読むなどの、明らかに自分にとってためになりそうな習慣は、なかなか定着しない。
習慣にはタイプがあると言う。それは、「トレーニング」「日課」「禁止」の3種類。これらのキーワードを見て「あ!」と思ったら、本書の内容がとてもストンと腑に落ちるだろう。もちろん、これらのキーワードが実際にどういうことを表しているのか、本書には詳しく書かれている。何かを習慣化したいと考えている人なら、それは、3種類のうちのどれかに当てはまってるはずで、習慣として定着させるには、それぞれに合わせた工夫が必要になる。
著者は、何か良いことを習慣化しようという前に、重要なことの一つとして、「悪癖を断ち切る」という提案をしている。やることを増やす習慣化より前に、ついやってしまっている悪い癖(習慣)を止める。実際のところ、これほど難しいことはないとは思うが、悪癖を断ち切ることで得られる「報酬」を考えると納得できる。良い習慣を身に付けたい人にも、悪い習慣をやめたい人にも、読んで欲しい1冊。
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