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拓殖大学、プログラミングせずに“音声ボット”を作れる授業--アイリッジの「NOID」活用

藤井涼 (編集部) 飯塚 直2019年02月26日 12時00分
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 アイリッジは2月26日、同社が提供するノンプログラミングのAIスピーカースキル制作ツール「NOID(ノイド)」が、2018年12月に開催された拓殖大学 情報工学科の専門科目「情報サービス演習」におけるVUI(音声ユーザーインターフェース)学習ツールに採用されたと発表した。工学部の佐々木整教授との共同企画として実現した。

授業の様子
授業の様子

 IT業界で活躍するプロを目指し、初歩から実践レベルへと技術を磨いていく拓殖大学 情報工学科では、コンピューターの基礎知識から時代を進める高度なプログラミングまで、ソフトウェアを中心に学ぶことができ、VUIに関する実習も積極的に取り入れているという。

 今回の演習の対象者である3年生30名は、全員がActions on Googleでの会議室予約アプリ(ベータ版)の開発経験がある。今回、開発工程よりも企画・設計を重視して学ぶ目的から、画面に従って視覚的にVUIのシナリオを作成してスキルを制作できるNOIDを用いたAmazon Alexaスキルの制作実習が開催されることになった。

スキル企画用ワークシート
スキル企画用ワークシート

 スキル制作実習では、まずワークシートを使ってスキル利用者のペルソナやニーズの企画を立て、音声AI・Alexaとの会話見本を作成。それをもとにNOID上で実際に会話シナリオを設計した。スキルを作成するところまで、学生が1人1つずつAlexaスキルの企画・制作にチャレンジした。同社では、NOIDの有料プランの無償開放とともに、ワークシートやスキル企画ノウハウの提供、NOIDやAmazon開発者向けコンソールの利用サポートなどの支援をしたという。

NOIDでスキル設計(左)し、Amazon開発者コンソールでデモ(右)
NOIDでスキル設計(左)し、Amazon開発者コンソールでデモ(右)

 参加した学生からは、「今までアイデアが出てもコーディングの技能が伴っていないために自分にアプリ開発は無縁だと思っていた。しかし、NOIDを使うことでコーディングが苦手な人でもアプリ開発に関わることができる」「簡単にAlexaに機能を追加でき、驚いた」「講義を通じてスマートスピーカーに興味が湧いた」といった声が寄せられたという。

 NOIDは現在、個人法人問わず使えるフリープランと、セッション数やデータ転送量の制限がなく商用スキル制作もできる有料プランを提供している。自分用のスキルを作りたい人から商用スキルのテスト開発をしたい人、企画力やシナリオ作成力の高いプロクリエイターや制作会社まで、幅広いユーザーが使用しているという。また同社は、利用促進やコミュニティ形成の一環として、ハンズオンセミナーやイベントを定期的に開催しているとのこと。

 今後も機能改善・拡張を進めるとともに、VUIデザインに関する啓蒙活動や教育機関との連携も積極的に進め、VUI市場の拡大に貢献したいとしている。

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