Facebook従業員のボーナスはこれまで、ユーザー数の増加やプロダクトの品質などを基準にして算定されてきた。しかしこのたび、2019年の優先事項をより適切に反映するように、その算定方法を更新する。最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が米国時間2月5日、カリフォルニア州メンロパークの本社で開かれた全社ミーティングで発表した。
2019年の目標とは、Zuckerberg氏が1月にアナリストらとの電話会議で概要を説明したように、インターネットとFacebookが直面する社会的責任に関する問題について改善を図ること、人々の生活を向上させるサービスを構築すること、企業を支援すること、世界におけるFacebookの役割についてさらなる透明性を確保することである。
「われわれはこの2年間でFacebookの運営方法を根本から見直してきた」「今回の変更は、インターネットと当社が直面する大きな社会的問題について改善を図り続けるよう、従業員を奨励することを目的としている」とFacebookは声明で述べた。
Facebookは、2016年の米大統領選期間中にロシアのトロール活動による選挙戦への干渉を招くなど、偽情報やヘイトスピーチに対する対策が不十分だったとして批判を浴びてきた。2018年には、 米大統領選でTrump陣営が利用していたデジタルコンサルティング企業Cambridge Analyticaが、8700万人分ものFacebookユーザーのデータに不正にアクセスしていたことが発覚した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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