Appleの小売責任者であるAngela Ahrendts氏が4月に同社を去ることになった。Ahrendts氏は2014年からAppleに勤務し、それ以来、同社で最も地位と知名度が高い女性幹部となっている。
Appleの人事責任者であるDeirdre O'Brien氏がAhrendts氏の職務を引き継ぐ。これには、同社の35のオンラインストア、世界中の506の小売店、そこで働く7万人の従業員を監督する職務が含まれる。O'Brien氏は30年前からAppleに勤務しており、人材採用やApple University、他のさまざまなプロジェクトを率いてきた実績がある。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は発表の中で、「Appleでは、本質は人だと考えている。そして、Deirdre(O'Brien氏)は私たちのチームの資質と強みを誰よりもよく理解している」と述べた。 Appleによると、Ahrendts氏が退職するのは、「新しい個人的および職業的な目標を追求する」ためだという。
今回の動きは、Ahrendts氏がAppleに在籍した時代の終わりを告げるものだ。同氏は、不人気だった前任者John Browett氏のもとで困難な1年を経験した小売部門に安定をもたらした。Ahrendts氏はAppleに入社する前、Burberryで2006年からCEOを務めていた。Apple入社後も、すぐに幹部陣の中でスターとみなされるようになった。
Ahrendts氏をCook氏の後継者候補とみなす者もいたが、Ahrendts氏はBuzzFeed Newsに対し、その憶測は「偽ニュースであり、ばかげている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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