サムスンは現地時間1月30日、1テラバイトのembedded Universal Flash Storage(eUFS)の量産を開始したと発表した。これまでの512Gバイト版とパッケージサイズは同じだが容量は2倍となる。サムスンは、業界初となる1テラバイトのeUFSだとしている。
サムスンは、この大容量ストレージによって、次世代のスマートフォンで「ノートPCに近い」体験を実現することに期待しているという。1テラバイトの内蔵ストレージを持つスマートフォンでは、10分の4K解像度動画を260本保存可能になると、サムスンでは説明している。「現在のハイエンドのスマートフォンで広く用いられている」64GバイトのeUFSでは、同じサイズの動画を13本しか保存できないという。
さらにサムスンは、データ転送スピードもmicroSDカードの10倍相当にまで高速化されたとしている。
スマートフォンメーカーは、飽和気味の市場で差別化を図ろうと、より高品質のカメラを搭載したり、バッテリの持続時間を改善するなど、デバイスの性能を追求している。だが、カメラやコンテンツキャプチャ技術が改良されると、高画質の写真や4K動画をすべて保存できるより大きなストレージへの需要も高まる。
サムスンの次世代モデルとして予想されている「Galaxy S10」は、1テラバイトのストレージを内蔵するとともに、背面に4基、前面に2基のカメラを搭載すると報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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