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ロボットと人の関わりはもっと親密になる--ロボット同士で連携も可能に

Katie Collins (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2019年02月05日 07時30分
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 ピンポン玉が、筆者とロボットの間の卓球台を音を立てながら行ったり来たりした。筆者が点を取ることもあったが、ロボットにしてやられることの方が多かった。

 オムロンが製造した「フォルフェウス(FORPHEUS)」というそのロボットは、5つのカメラと、筆者が持っている卓球ラケットに取り付けられた5つのセンサを組み合わせて使用し、筆者がどこにいるのか、そして、どこでどのように動いているのかを検知した。この技術により、フォルフェウスは筆者と対戦したときに、ラケットで玉を打ち返すことができる。さらに、筆者が悪い癖を克服して上達できるように、このロボットは人工知能(AI)技術を使って試合を分析し、音声によるフィードバックも与えてくれた。

 筆者の動きに反応するフォルフェウスの能力は、ロボットと私たちのやり取りが、より複雑だが、より大きな見返りのあるものになり始めていることを示している。新たな方法でロボットが人間とそのニーズを理解できるようにするさまざまな技術が登場しているおかげで、ロボットが私たちの生活で、これまでよりはるかに大きな役割を果たす準備が整ってきた。

 その微妙な変化が、既存のロボット(工場の大型自動装置やショッピングモールの小道具として使われている場合が多い)を、相棒やコーチの代役をきちんと果たせるものに変える鍵となる。ロボットは小売や医療、教育の現場に既に登場し始めているが、家庭への普及も始まっている。調査会社のFrost & Sullivanの試算によると、パーソナルロボット市場は2020年までに190億ドル(約21億円)規模に達する見通しだという。これは、私たちが将来、多くのロボットに遭遇するようになることを暗に示している。

ROOVE XのLOVOT
ROOVE XのLOVOT
提供:GROOVE X

 Frost & SullivanのアナリストであるVijay Narayanan氏は、声明の中で、次のように述べている。「将来、ロボットは日常生活を送るための人間的な能力が強化され、人間と同じ環境で協調して働くようになる」

 それは、フォルフェウスのように、ロボットがスポーツで上達する方法を教えてくることを意味するのかもしれない。あるいは、サムスンのロボットの場合だと、健康状態を監視したり、身体的に援助するように、ユーザーと協調したりすることかもしれない。「Alexa」を搭載した「Temi」のように、移動型ロボットとして登場する可能性もある。あるいは、GROOVE Xの、瞬きする愛らしい「LOVOT(らぼっと)」のように、ユーザーの孤独感を和らげ、愛情のある関係を築ける可能性に対して前向きな気持ちを抱かせてくれるのかもしれない。

 ここ数年で、私たちはAlexaや「Googleアシスタント」「Siri」といった音声アシスタントとやり取りすることに慣れてきたが、音声はロボットとコミュニケーションをとるために使用するインターフェースの1つにすぎない。ロボットは人間を理解するために、音声以外の手がかりも利用することになる。その手がかりのいくつかについて、筆者が実際に体験したものを以下で紹介していこう。

タッチセンサ、自律的なナビゲーション

 実際のロボットをほかのスマートなモノやデバイスと区別する1つの方法は、ロボットが周囲の世界や人間とどのように物理的なやり取りをするかに注目することだ。ロボットが自律的なナビゲーション技術を有している場合は、特にそうだ。Temiの場合だと、動き回る能力が、「Amazon Echo Show」のような静的なスマートホームハブと区別する1つの要素になっている。

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