次に会う空港の駐車係はStanという名前で、しかもロボットかもしれない。
英ガトウィック空港はこのたび、Stanley Roboticsの自動駐車ロボット「Stan」を試験プログラムで使用し、同空港の駐車場にどのくらい多くの車を駐車できるかを見極めると発表した。このトライアルは、ホリデーシーズンの多忙な時期に合わせて、2019年8月より同空港が備える長期駐車場の「Zone B」で3カ月間行われる予定。
ドライバーがすべきことは、所定の位置に自分の車を駐車し、タッチスクリーンを操作してStanを呼び出すだけだ。車はスキャンによってサイズを判定される。その後、Stanは車を台に載せ、その車に適したスペースまで運ぶ。このロボットは電動で、GPSを利用して駐車位置を決定する。
所有者がドアを開閉する必要がないため、通常よりも多くの車を駐車できるというこのテクノロジを試す空港は、ガトウィックが初めてではない。Stanはフランスのシャルル・ド・ゴール国際空港やリヨン・サン=テグジュペリ国際空港、ドイツのデュッセルドルフ国際空港ですでに試験導入を終えている。
駐車は決して楽しいことではない。数百万台の車で溢れている都会の狭い路上であれ、たんに空港で駐車スペースを見つけようとしているものの遠く離れた場所にしか空きがないときであれ、移動に関連したフラストレーションがこのとても便利なロボットによって軽減されるかもしれない。さらに良いことに、この駐車係にはチップを払わなくていいのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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