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ロボットと人の関わりはもっと親密になる--ロボット同士で連携も可能に - (page 3)

Katie Collins (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2019年02月05日 07時30分
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視覚と音声の融合

 アイコンタクトやジェスチャーを読み取ったり、周囲の環境を把握して移動したり、音声命令に対応したりできる「Gerard」というロボットもある。Gerardは、パブで数時間過ごしたほとんどの人間よりも、有能かつ器用に動けることが分かっている。

 このセミヒューマノイドロボットは、調査会社Cambridge Consultantsが買収したSynapse Product Developmentの製品だ。Gerardは周辺の環境を調べてマッピングし、周囲の家具に対する自らの位置を検知した。まっすぐ見つめると、Gerardはアイコンタクトに気づいて視線を合わせ、命令を出す筆者をじっと見つめて、耳を傾けた。

 このケースでは、「そのランプを点けて」と命令した。Gerardは、筆者がどのランプを指しているのかを正しく認識し、正確に命令に従った。ロボットから視線を合わせられ、耳を傾けられるのは、ぎこちなくて物珍しい体験というよりも、純粋に有用なやり取りであるように感じた。

Gerard
「そのライトを消して」。Gerardは話者がどのライトを指しているか分かっている
提供:Synapse

 今回、Gerardは静止していたが、将来的には、物体を指させば、それを取ってきてもらうことも可能になるかもしれない。ロボット執事という構想が本当に実現するかもしれないということだ。この技術の組み合わせにより、通常はソフトウェアを「起動」するのに必要なトリガーワード(例えば「OK Google」や「Hey Siri」)も不要になる。

 その顔認識技術のおかげで、Gerardはまっすぐ見つめられていることを検知し、ユーザーを認識することができる。これにより、ほかの人間と対話しているように感じられるほどスムーズなやり取りが可能になる。これは、ロボットを人間の日常生活に組み入れるために、人間に新しい行動を身につけるよう求めるのではなく、ロボットが人間の行動に合わせて適応するようになるケースの一例だ。

ロボット同士のやり取り

 ロボットは人間と連携するだけでなく、より人間の役に立てるように、ロボット同士でやり取りする方法も学習するようになっている。こうしたロボット同士の連携は、共通のプラットフォームで動作する同種のロボット間で行われることが多い。

 韓国の仁川空港では、現場の14台のロボットのうちの1台が空港で人混みを確認したら、ほかのロボットもそこへやってきて、混み合っていない場所に人々を誘導するようになっている。

 「それらは個別に動くロボットのように見えるが、すべて共通のプラットフォームでつながっている。ロボットはお互いから学び、経験を共有する」。LGの最高技術責任者(CTO)のI.P Park氏は、CESでのインタビューで、このように語った。

 ソフトバンクは、さまざまなメーカーのさまざまな種類のロボット同士のシームレスな連携を促すことで、そうした考えを一歩先に推し進めている。

 筆者がCESで体験したソフトバンクのデモの続きでは、注文した商品を店頭で受け取ったときに、Pepperがほかの商品も購入することを勧めてきた。このすぐそばでは、2台目のロボット(Simbe Roboticsの「Tally」)が店内の棚をスキャンして、在庫を数え、どの商品の在庫が過剰で、筆者のような買い物客にさばかなければならないのか、Pepperに情報を送っていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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