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プレミアムインタビュー

1年間で365冊の本を買う--メルカリ山田会長のライフスタイル

藤井涼 (編集部) 渡徳博(カメラマン)2019年01月30日 08時00分
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 世界で1億ダウンロード、累計流通総額が1兆円を超える国内最大のフリマアプリ「メルカリ」を手がけるメルカリ。2018年には日本では数少ないユニコーン企業として東証マザーズ市場に上場したが、その一方で新規事業を立て続けに終了したり、英国からも撤退するなどして注目を集めた。

 話題に事欠かないメルカリだが、同社の創業者であり代表取締役会長 兼 CEOの山田進太郎氏とはどのような人物なのかーー。「事業」「組織」「日常」の3つの視点から深堀りすることで、同氏の素顔に迫った。(全3回)。第3回の「日常編」では、世界中を飛び回る山田氏のオフの過ごし方や、今後の人生の目標などを聞いた。

1年で365冊の本を買う

ーー山田さんは、休日などのオフの時間はどのように過ごしているのでしょうか。

 僕は本を読むことがすごく好きで、Kindleなどでひたすら読んでいることが多いですね。特に移動時間が長いので、そういう時に一気に読んで、たまにブログなどにまとめたりしています。

 「途中で読みやめ上等」という感じで、とにかくたくさん買って読んで、面白かったものの一部を社内外でお勧めしています。本は自分が経験していないことがまとめられているので、すごく効率よく世の中について把握する方法だと思いますね。インスピレーションを得られます。

ーー1年間でどれくらい読むのでしょう。

 ちゃんと数えてはいないのですが、1日1冊くらいは買っているんじゃないかなと思います。

ーー365日買っているんですか。

 そういう感じですね。基本Kindleなのでほとんどデジタルですが。漫画なども合わせるととんでもない数になると思います。

ーーどのようなジャンルの本を読むことが多いですか。よければ、お気に入りの1冊を挙げていただけないでしょうか。

 僕は割と哲学的な本が好きなんですよね。哲学と現実の狭間みたいなところが。昨年(2018年)だと「ホモ・デウス」(ユヴァル・ノア・ハラリ著)ですね。すごく哲学っぽいんだけど、AIやVRなどの新しいテクノロジーで世の中がどう変わっていくのかみたいなことを書いている本で、そういう人間の根源的な考え方とか哲学的なところが組み合わさったらどういうことが起きるのか。ビジネスとして役立つ部分もたくさんあり、面白かったですね。

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 その走りという感じではないんですが、約10年前に発売された「ブラック・スワン」(ナシーム・ニコラス・タレブ 著)も僕にとってはすごくエポックメイキングな本でした。(ありえない事象や、誰も予想しなかった事象のことを指す)ブラックスワン的なものをいかに見つけるかというか、(PayPal創業者の)ピーター・ティール氏も言っている「自分だけが知っている真実を証明する」ということですよね。

 世の中ではそうではないと皆が思っていても、流行ってくるとやっぱり必要だったよねと言われるようなサービスを生み出す。メルカリも最初出てきた時には「ヤフオク!があるからいらなくない?」という声がほとんどでしたし、米国進出についても「日本企業は絶対に無理でしょう」と思われているので、そういう常識を壊していくという意味でも面白さを感じましたね。

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