Googleが2013年に11億ドルでWazeを買収したとき、このクラウドソーシング型アプリの制限速度やスピード違反取り締まりカメラを警告する機能が「Googleマップ」に導入されることが期待された。
それから5年半を経て、Googleマップはようやく速度関連の情報をユーザーに提供することにしたようだ。
一部の国や地域に導入されるこれらの新機能は、Googleマップの画面隅に道路の制限速度を表示するほか、付近にあるスピード違反取り締まりカメラの情報をアイコンで表示する。
Googleは米ZDNetに対し、スピード違反取り締まりカメラの表示機能をオーストラリアで提供開始することを認めた。同機能は英国、米国、ロシア、ブラジル、メキシコ、カナダ、インド、インドネシアでもロールアウトされる一方、制限速度の表示機能は英国、米国、デンマークで導入される予定だ。
制限速度の表示機能は、Android Policeが2017年7月、サンフランシスコとリオデジャネイロで限定的に提供されていることを初めて報じた。そして米国時間1月17日付の記事では、この機能がアップデートを通じて広範囲でロールアウトされており、ロサンゼルス、ミネソタ州、ニューヨークの情報提供者がGoogleマップに表示されることを確認したと報じている。また、16日付の記事では、一部のユーザーを対象にGoogleマップにスピード違反取り締まりカメラが表示されるようになったことが情報提供者の話として報じられている。
またGoogleは2018年10月、Googleマップに「commute(通勤)」という専用タブを追加し、ワンタップでユーザーの通勤や通学のルートに合わせたリアルタイムの交通情報や乗換案内が表示されるようにすると発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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