3万ドル(約320万円)もする椅子を購入したら後悔してしまうことがあるかもしれないが、ランボルギーニのようなデザインの豪華なマッサージチェアに身を委ねている時間は、後悔に値しない。
家電見本市のCESが素晴らしい最新技術を披露する場だとしたら、このランボルギーニのマッサージチェアは「最も素晴らしい」というカテゴリに属する。韓国で創業し、現在はロサンゼルス(厳密にはビバリーヒルズ付近の高級住宅地)などにも拠点を構えるBodyfriendが製造したマッサージチェア「LBF-750」は、至極の逸品だ。
Lamborghiniの「Aventador Roadster」をモデルにしたこのマッサージチェアは、まるで映画「トランスフォーマー」に登場するロボットのバンブルビーが、自動車からロボットに変形する途中のような形態だ。エッジの効いた流線型で、実際の車のイグニッションボタンを模倣したスタートボタンを装備していて、マッサージ開始時にはエンジンの始動音が鳴るようになっている。
だが、見た目が良いだけではない。このチェアが優れているのは内部で、より正確に述べるなら、ヘッドレストの部分だ。4Dマッサージは、空港の出発ロビーに置いてあるチェアで試すマッサージとは比べものにならない心地良さだ。このチェアはさらに5.1チャンネルのスピーカーシステムと、すべてを操作できるワイヤレスリモコンを備えている。操作パネルは車のダッシュボードを思わせる仕様になっているので、実際に車に乗っているかのような気分になる。
このチェアを他人と共有したくなければ、指紋でロックすることができるので、自分のマッサージ履歴の保護も可能だ。
CESは記者にとって過酷なイベントだが、このチェアに数分間マッサージしてもらうとその苦労も報われる。実際に購入できる余裕があれば良いのだが。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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