サムスンは米国時間1月7日、2機種の13.3インチ新型ノートPC「Notebook 9 Pro」と「Notebook Flash」を発表した。米CNETがCES 2019でサムスンを取材したところ、同社はこれらの新製品と12月に発表した「Notebook 9 Pen」について、性能と同じくらいデザインを重視していることを明らかにした。
Notebook 9 Proでは、サムスンは米国特有のデザインを研究し、その成果を踏まえて、ベゼルデザインと側面のテーパー(先細りのデザイン)、角の半径を決めたと広報担当者は米CNETに語った。その結果、以前のモデルとは大幅に異なるデザインが完成した。
角はより鋭角になっている。ダイヤモンドカットされたエッジは、レトロな食卓および椅子のクロムエッジを思い出させる。薄いアルミボディは清潔でモダンな印象を与える。13.3インチのフルHDディスプレイを囲むベゼルは薄型化されているので、ノートPCとして使う場合も、タブレットとして使う場合も、スクリーン以外のものはほとんど視界に入らない。
キーボードに目を向けると、サムスンはキーキャップを大型化して、それらの間の間隔を狭くすることで、タイピング体験と外観を向上させた。クリエイターたちの関心を引くため、サムスンは今回、小さい「S-Pen」の代わりにフルサイズのアクティブペンを採用している。S-Penを好む人のために、Notebook 9 Penの本体にはS-Penが収納されている。広報担当者によると、Notebook 9 Penのデザインはスマートフォン「Galaxy Note9」からヒントを得たものだという。
サムスンは新しいNotebook 9 Proを2019年初頭に発売する予定だ。価格はまだ発表されていない。
一方、Notebook Flashは予算を重視する購入者向けだ。価格は350ドル(約3万8000円)からとなっており、ローエンドのIntel「Celeron N4000」、4Gバイトのメモリ、64GバイトのeMMCフラッシュストレージを搭載する。これらは同様の価格の「Chromebook」に搭載されることの多いコンポーネントだが、Notebook FlashのOSは「Windows 10 Home」だ。
Notebook Flashの魅力を高めるため、サムスンはより高速なギガビットWi-Fi、指紋リーダー、より高速で効率的なUFSカードもサポートするmicroSDスロット、タイプライター風のキーボードを提供している。プラスチック製の筐体の見栄えをよくするため、サムスンは織物のような見た目と感触の布地模様を採用した。サムスンは複数のカラーを用意すると述べたが、現在のところ、米国ではチャコールカラーしか提供されていない。この色の筐体は若干コンクリートのような印象を与える。
Notebook Flashは現地時間1月15日に発売予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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