NVIDIAはCES 2019開幕前夜にあたる米国時間1月7日、「GeForce RTX 2060」を発表した。「Turing」アーキテクチャをベースとするゲーム用GPUで、レイトレーシングをさらに利用しやすくなっている。1月15日に349ドル(約3万8000円)で発売予定だ。
GeForce RTX 2060は、240基のTensorコア、5GigaRays/sec(毎秒ギガレイ)の性能と、6GバイトのGDDR6メモリなどを備える。1つ前の世代でNVIDIAの最も人気の高いGPUである「GTX 1060」と比べて、現行タイトルで60%高速で、「GeForce GTX 1070 Ti」を凌駕するゲームプレイを実現する。
TuringベースのGPUは、レイトレーシングを明示的な目的として設計されている。レイトレーシングとは、リアルな照明効果を生成するレンダリング技法だ。NVIDIAの創設者で最高経営責任者(CEO)のJensen Huang氏は6日夜、「レイトレーシングは演算量が膨大であることが知られている」と述べ、RTX 2060は、TensorコアとRTコアの適切な組み合わせによって、その問題を解決するとした。
NVIDIAは、この新しいGPUに期間限定でゲームもバンドルする。この期間、RTX 2060の購入者は「Anthem」と「Battlefield V」のいずれかを選択できる。
Huang氏はさらに、世界中のすべての主要OEMから提供される、RTX GPU搭載の新しいノートPC40機種を発表した。これらの新型モデルは1月末に発売予定だ。このうち17機種は、NVIDIAの「Max-Q」デザインを採用し、さらに薄く静かになっているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス