米国時間1月8日より開幕する家電見本市「CES 2019」に先立って、HP、Acerから複数の新型ノートPCが発表された。
HPは、プライバシーを重視するビジネスユーザーをターゲットとした2-in-1ノートPC「EliteBook x360 830 G5」を発表した。
EliteBook x360 830 G5の最大の特長は、13.3インチのディスプレイにHPの内蔵型プライバシー機能「Sure View」をオプションで装備できることだ。F2キーを押すことにより、ディスプレイの視野角を大幅に制限する偏光フィルタを有効にすることができる。
このディスプレイはハイエンドな技術に支えられており、CPUは最大で第8世代の「Core i7」、SSDストレージは最大で2Tバイト、RAMは最大で32Gバイトを装備可能だ。ポートも充実しており、USB-Cポート2個などを備える。また、オプションでスマートカードリーダーを選択できる。
GPUは、「Intel UHD Graphics 620」に限定されている。
EliteBook x360 830 G5は3月に米国で発売予定だが、価格はまだ発表されていない。
HPの「Spectre x360 15」もアップグレードされ、有機ELディスプレイが搭載される。米国で3月に発売予定となっている。
またHPは、Chromebookを求めるユーザーに向け、同社初となるAMDプロセッサ搭載システムを発表した。AMDプロセッサを搭載する「HP Chromebook 14」は、AMDの「A4」または「A6」プロセッサと「Radeon R4」または「Radeon R5」グラフィックスを搭載する。チップが新しいことを除けば、極めて標準的なChromebookで、1366×768解像度の14インチディスプレイ、4Gバイトのメモリ、32Gバイトのストレージを備えている。
Chromebook 14 AMDは、1月に発売予定で、269ドル(約2万9000円)からとなっている。
Acerは、薄型のクラムシェル型ノートPC「Swift 7」をアップデートし、さらに小型化した。前世代のSwift 7は厚さ8.98mmだったが、新製品は9.95mmになっている。ベゼルを2.57mmにすることでサイズを縮小し、スクリーン対ボディ比を92%とした。
またSwift 7は、ディスプレイに「Gorilla Glass 6」を採用している。
CPUがCore i7、RAMが8Gバイト、SSDが256Gバイトの場合で、価格は1699ドル(約18万円)からとなっている。RAMは16Gバイト、SSDは512Gバイトまで拡張可能だ。
また、Acerは15.6インチのChromebook製品の新モデル「Acer Chromebook 315」を発表した。同社初となるAMDベースのChromebookだ。Radeonグラフィクスが統合された第7世代のAMD「A6-9220C」または「A4-9120C」プロセッサを搭載するほか、バッテリは最大10時間持続する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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