筆者は毎年、何種類ものスマートフォンを使用できる恵まれた立場にいる。ほとんどの場合、特定のスマートフォンを使っていた記憶は曖昧になり、どれもガラスと金属でできた黒色の長方形の塊のように思えてくる。
だが、異彩を放つ機能に出会うこともある。2018年を振り返り、2019年に目を向けると、この新たな年に全てのスマートフォンで採用してほしいと筆者が思う5つの機能がはっきりと分かった。
「OnePlus 6T」の指紋リーダーを使用したら、指紋リーダー用に物理的な場所(大抵は本体の背面)を確保することは、スマートフォンメーカーにとって、もはや最良の選択肢ではないことが明らかになった。
一連のセンサと光を使用するOnePlus 6Tの指紋センサは、ディスプレイのすぐ下に配置されており、ディスプレイを通して指紋を読み取ることができる。
画面内指紋センサについて感じる最大の利点は、ロックを解除するときに、既に指が画面に触れて操作しているということだ。つまり、背面のセンサを探り当てる余計な手間が省ける(今ではこの余計な手間が当たり前になっていた)。
OnePlus 6Tでは、本体を手に取って、指をディスプレイの上に置いたまま画面を呼び起こし、使い続けることができる。
筆者はこのロック解除方法を、「Face ID」を超えるとは言わないまでも、同じくらい気に入っている。
Qualcommが新たに発表したシステムオンチップ(SoC)「Snapdragon 855」には、OEMが2019年のスマートフォンに画面内指紋センサを実装するために必要なコンポーネントが含まれているので、おそらく、このテクノロジを搭載したスマートフォンが増加するはずだ。
私たちのスマートフォンには、詐欺電話や迷惑電話が驚くほど頻繁にかかってくる。サードパーティーのアプリや通信キャリアのサービスの助けを借りても、筆者は少なくとも週に1回、存在しない自分のクレジットカードに問題があると知らせてくる自動音声電話に応答している。
Googleの「Pixel」スマートフォンのCall Screen機能(後のアップデートで通話内容を文字に起こす機能も追加された)を利用すれば、インターネットサービスを高く売りつけようとする人や政治的な調査への回答を求める人と実際に話をする必要がなくなる。
GoogleのCall Screen機能は、せめて、Googleの「電話」アプリを通してより多くのAndroidスマートフォンにリリースされるべきだ。
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