全国保証、ナレッジコミュニケーション(以下、ナレコム)、ZEROBILLBANK JAPAN(以下、ZBB)の3社は12月12日、AIとブロックチェーン技術を活用した住宅ローン審査手法と申込フロー構築に関する研究を開始した。
本研究は、全国保証が保有する住宅ローン保証データと、ZBBのブロックチェーン技術により取得するAPI情報について、ナレコムのAIが分析し、審査判断する仕組みを構築するというもの。
全国保証は、住宅ローンの信用保証事業を中心に展開する、独立系の信用保証会社。これまで蓄積してきた審査・債権管理データおよび審査ノウハウのAI化に取り組む。
AI審査モデルには、アマゾン、マイクロソフトから提供されるCloudAIを基盤とする、ナレコムのプロダクト「ナレコムAI」を活用。審査モデルの開発時、運用後の精度見直しを短期間で実現するという。
顧客からの住宅ローン審査申し込みのプラットフォームには、ZBBのブロックチェーン基盤「ZBB CORE」を採用。秘匿性が高い仕組みで、審査に必要な年収や、勤続年数といったセンシティブな情報の外部連携を可能とする。
審査データは、顧客情報だけではなく外部APIから取得し、クレジットカードの履歴や銀行口座の履歴を活用することを想定。今後3社は、データの分析と審査の自動化、関連事業者の外部サービスや既存システムとの連携により、事業者間で利活用できるサービスの提供を目指す。
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