あまりに大きくなって使いにくいスマートフォンが増えたせいか、手のひらサイズの「Jelly」や「Atom」といったスマートフォンが注目される。
今回は、少し太いペン程度の大きさをした多機能GSM携帯電話「Zanco S-Pen」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Zanco S-Penは、サイズが123.9×18.5×15.5mmの、ペンのような形をしたデバイス。電話用のバックライト付きボタン、0.96インチのカラー画面、マイク、スピーカなどが搭載されており、GSM用SIMを入れることで携帯電話として機能する。ペン型という形状をいかし、スマートフォンやタブレット用のスタイラスにもなる。
Bluetoothでスマートフォンと連携し、ヘッドセットとしても機能する。通話時に声質を変えるボイスチェンジャー機能も搭載している。
さらに、インカメラとアウトカメラを備え、写真やビデオを撮影できる。撮像素子の画素数は、いずれも30万画素。SDメモリカード用スロットも設けられる。そのほかに、レーザーポインタ、FMラジオ、MP3およびMP4プレーヤ、ボイスレコーダーとった機能まである。
ただし、対応しているネットワークはGSMの850/900/1800/1900MHz帯なので、日本では使えない。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2019年1月19日まで。記事執筆時点(日本時間12月11日14時30分)でキャンペーン期間は38日残っているが、すでに目標金額1万ドル(約113万円)の4倍近い約3万7000ドル(約418万円)の資金を集めている。
Zanco S-Penの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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