画面が狭いため複雑な作業には使いにくい一方、持ち歩きやすく、どこでも広げやすいことから、コンパクトなノートPCには根強い人気がある。たとえば、以前取り上げた5.5型の「GPD WIN」や7型の「GPD Pocket」は、クラウドファンディングで多くの資金を集めることに成功した。
そこで今回は、8インチ画面を搭載し、ノートPCとタブレットのどちらの形態でも使えるデバイス「Falcon」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Falconは、8インチ画面(1920×1200ピクセル表示)とキーボードを備えるポケットサイズの小型ノートPC。キーボードは画面の背面まで360°回転させられるようになっていて、タブレットとしても使用可能な2in1デバイスだ。畳んだ状態のサイズは20×13×2cmとコンパクトで、重さは650gしかなく、気軽に持ち歩ける。
ノートPCモードの場合は、バックライト付きキーボードと、キーボード下部に設けられた光学式(OFN)ポインティングデバイスで操作する。画面には静電容量式タッチパネルもあり、指や感圧式スタイラス「Falcon Pen」で操作可能。キーボードを画面の裏側にセットすると自動的にロックがかかり、タブレットとして使える。
プロセッサは「Intel Pentium Silver N5000 quad-core processor」(動作周波数1.10GHzから2.70GHz)、RAM容量は8ギガバイト。ストレージはSSDで、128ギガバイトか256ギガバイトが選べる。対応OSは、Windows 10 HomeとUbuntu。
無線LAN(Wi-Fi)とBluetoothに対応し。加速度センサ、スピーカ、マイクを内蔵。USB Type-C、USB Type-A、HDMIのポートを各1つ備え、3.5mmヘッドホンジャックもある。冷却ファンを内蔵しているが、静音モードにすると止められる。バッテリ容量は5800mAhで、最大8時間使用できるという。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間12月8日まで。記事執筆時点(日本時間10月25日15時)でキャンペーン期間は43日残っているが、すでに目標金額5万ドル(約560万円)の2倍を上回る約11万ドル(約1232万円)の資金を集めている。
Falconの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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