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「Windows Lite」とは何か--謎の実態とマイクロソフトの狙いを考察 - (page 2)

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル2018年12月08日 07時30分
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 名前/ブランドが変更されるかもしれない理由は、筆者には理にかなっているように思える。デフォルトでSモードのWindows 10が有効になっている少数のPCを購入したユーザーの多くは、このバージョンに当惑した。SモードのWindows 10の見た目はWindowsに似ており、Windowsアプリを実行できるように見える。だが、ユーザーがSモードで実行できるのはサブセット(UWP/Microsoftストア)のアプリだけであり、全てのWin32アプリを実行できるわけではない。

 現在、Microsoftが販売する「Surface」端末の中で、SモードのWindows 10を初期状態で実行するのは「Surface Go」だけだ。Surface Goは2018年に発表されたローエンドのポータブルSurface端末で、教育、コンシューマー、およびビジネスの最前線で活躍する「Firstline Worker」のユーザー層を対象としている。初代「Surface Laptop」が出荷された当初、Microsoftは同製品でSモードのWindows 10をデフォルトのOSにしていたが、今はやっていない。

 MicrosoftはSモードのWindows 10を完全に廃止したわけではない。同OSは、優秀とされるセキュリティとパフォーマンスを求めるユーザー向けに今でも提供されているが、(どんな測り方を用いようと)Sモードを成功とみなすのは難しい、と筆者は断言できる。

 筆者がWCOSに関してまだ抱いている最大の疑問は、その内部の仕組みだ。WCOS端末を大画面とキーボードに接続すると、ユーザーは本格的なデスクトップ風体験を享受できるという点で、WCOSはMicrosoftの「Continuum」体験のように機能するのだろうか。何らかの方法で仮想化を利用して、全てのWCOSアプリケーションをリモートでホストされた仮想マシンで実行するのだろうか。WCOSはアプリケーションを制限して、Win32アプリが仮想マシン上で実行されるようにするのだろうか。情報筋から聞いた話だと、これら全てのアイデアは、さまざまな時点で検討されたようだ。これらの選択肢のどれかが「最終的な」決定案として採用されるのかどうかは、筆者には分からない。

 筆者は、今後の新しいSurface端末はWCOSを搭載するだろうと考えているが、どの端末がWCOS Liteを搭載するかは分からない。それが何であれ、Andromedaの後に続くものがWCOS Liteの候補になると推測する人もいる。Microsoftはどの端末がそうしたOSに最適だと考えているのだろうか。それについて、筆者は情報筋から何も聞いていない。

 質の高いUWP/Microsoftストアアプリケーションの数はまだ比較的少ないため(いつか「MSIX」と「Progressive Web Apps」がこの状況を変えるかもしれない)、近い将来に出荷される新型端末がWCOS Liteプラットフォームとして成功を収めることは考えにくい。

 MicrosoftはWindows LiteやWCOSについてコメントを控えている。この記事は、筆者が情報提供者から情報を集め、点と点を結ぼうとしているにすぎない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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