Facebookの年次開発者会議「F8」が、2019年もカリフォルニア州サンノゼのマッケンナリーコンベンションセンターで米国時間4月30日~5月1日に開催される。
同社最大の年次イベントであるF8では、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏など、Facebookの幹部らが基調講演を行う。
「意見交換の場、テーマを深く掘り下げたセッション、製品デモによって、人々が手を取り合うことで成し遂げられる最高の成果を実現するための技術を紹介する」と、パートナーシップ担当バイスプレジデントのIme Archibong氏は12月4日のブログ記事に記した。
データ流出スキャンダルや経営陣に対する懸念など、Zuckerberg氏はさまざまな話題を基調講演で取り上げる必要がある。Facebookは、ヘイトスピーチや選挙干渉など、同社を悩ます問題を解決すると約束したが、議会や権利擁護団体からは、さらなる対策を講じるよう迫られている。
2018年の開発者会議でZuckerberg氏は、英国の政治コンサルティング企業Cambridge Analyticaが最大8700万人分のFacebookユーザーのデータをユーザーの許可なく収集していたことが3月に明るみに出たことを受けて、プライバシーに関する取り組みについて語った。同氏は、Facebookにとって「厳しい1年」だったと認め、自社のツールが害を及ぼす形で使われていることを同社は把握しているとした。
それ以来、同社に対する批判は激しくなる一方だ。The New York Timesは11月、Zuckerberg氏と最高執行責任者(COO)のSheryl Sandberg氏による、一連のスキャンダルへの対応を調査し、同社の経営陣を厳しく批判する記事を掲載した。
同社は、新機能も開発者会議で発表している。2018年には、デートアプリ機能、ユーザーが閲覧履歴を消去するための手段、拡張現実(AR)ツールを披露した。
2019年の開発者会議の登録受け付けはまだ始まっていないが、開発者はF8のウェブサイトで登録すれば最新情報を受け取れるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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