Facebookは、英国で不正な政治広告への対策を強化する。
Facebookは現地時間11月29日、同日より英国で政治広告に関するルールを施行すると発表した。政治広告の広告主がFacebookおよびInstagramで広告配信の承認を受けるには、自身の身元、住所、広告費の出所を明確にしなければならなくなる。
Facebookは5月、米国で透明性を高めるルールを導入。そのルールを英国でも導入すると10月に述べていた。
Facebookはブログ記事の中で、承認のない政治広告を配信できないようにすると述べた。同社は「Paid for by」のラベルがない政治広告を取り下げて「Ad Library」に置くことにしており、ユーザーはそこで誰が政治広告費を出しているのかを確認できる。政治関連の広告は7年にわたってAd Libraryに保管される。
Facebookは同じく29日、定評ある英国の報道機関をこの政治広告のルールから免除するとも述べた。ルールは当初、「政治家、選挙、または国家として重要な問題」に言及した報道機関の広告に適用されていた。だがFacebookは、定評ある英国の報道機関に承認を受けることを求めたり、その広告をAd Libraryに置いたりはしないことにした。Facebookは、この変更を2019年に米国や他の国々にも拡大する計画だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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