絵が描けないというのは、個人的に長年のコンプレックスではある。文字で説明できても、絵が描けた方が良い場面はいくらでもある。絵があると、相手に「こんな感じ」というのを分かってもらいやすくなるので話がスムーズに進む。プレゼン資料やテキストなどでは、簡単なものでもちょっとしたイラストがあれば伝わりやすくなる。
なぜ絵が描けないのか? まず、どこから描き始めればいいのか分からないというのがある。また一つの部位に意識が集中しすぎて、ほかとのバランスが分からなくなるなど、描けない者の言い分はいろいろある。しかし、本書の「ロジカルデッサン」なら、自分にも描ける(ような気がする)。なぜなら、「ロジカル」と名のつく通り、とても論理的に線や形、それらの組み合わせ方などについて、詳しく丁寧に文章で説明されているからだ。
当然のことだが、絵や写真でも説明されているが、「なぜその線がそうなってるのか」などの疑問には文章で答えてくれる。なにしろ、ペンの持ち方から始まるので、いったんまっさらな気持ちになって、線を描く練習から始める。立体物や情景も描けるようになれたら、と思うとわくわくしてくる。
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