映画マニアはようやく安心できそうだ。米通信大手AT&Tの傘下のWarnerMediaは米国時間10月26日、クラシック映画のストリーミングサービス「FilmStruck」のサービスを11月末で終了すると発表したが、同じアイデアを異なるブランドで復活するようだ。
WarnerMediaと世界の名作映画を販売するCriterion Collectionは11月16日、2019年の春にCriterion Collectionが開始するストリーミングサービス「Criterion Channel」において「FilmStruckが提供してきたサービスを再開する」と発表した。新サービスはCriterion Collectionが所有し、管理する。ライブラリはWarnerMediaが2019年第4四半期に開始を予定している独自のコンシューマー向け配信サービスにも提供されるという。
今回の発表が行われたのは、WarnerMediaがFilmStruckのサービスを11月末で終了すると発表し、映画ファンを落胆させてからわずか3週間後のことだった。急なサービス終了の発表により、今後のストリーミング動画業界におけるクラシック映画の行く末を議論する報道が相次いだ。また、著名な映画監督や俳優、プロデューサーが、サービスの継続を訴える嘆願書を連名で提出したことも報じられた。
FilmStruckのストリーミングサービスは、2016年に(WarnerMediaの前身である)Time Warnerの傘下にあったTurnerによって開始された。クラシック映画を専門とし、Criterion Collectionや映画専門チャンネル「Turner Classic Movies」の映画に加えて、エンターテイメント会社のWarner Bros.のクラシック映画ライブラリの作品を配信していた。
WarnerMediaとCriterion Collectionは、2社の映画ライブラリの作品の一部が、2019年に開始される予定のストリーミングサービスで提供されることになると述べている。Criterionは定期会員「Charter Subscriber」への早期申込を推奨している。このオプションには30日間の無料トライアルが含まれ、月額9ドル99セント(約1120円)の割引価格が適用される。通常会員は月額10ドル99セント(約1240円)になる予定。
WarnerMediaは、ケーブルテレビ局のHBO、Turner、Warner Bros.などを擁する総合メディア企業。6月にAT&Tに買収され子会社となり、社名をTime WarnerからWarnerMediaに変更した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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