Microsoftがリリースした「Windows 10 October 2018 Update(バージョン1809)」に複数の問題が見つかっており、その数はさらに増えている。
Microsoftがこのほど認めた新たな問題は、Appleの「iCloud」およびF5 NetworksのVPNとの親和性に関するものだ。
Microsoftは米国時間11月16日、「iCloud for Windows」(バージョン7.7.0.27)を利用するユーザーへのWindows 10バージョン1809の提供をブロックした。この影響を受けるのは、10月8日にリリースされたiCloudのセキュリティアップデートをインストールしたWindowsユーザーだ。
また、すでにWindows 10バージョン1809に更新したユーザーも、iCloud for Windowsバージョン7.7.0.27をインストールできないようになっている。Microsoftのサポートページによると、同バージョンはサポートされていないためインストールできないというメッセージが表示されるという。
iCloudの問題はAppleも確認しており、これによりiCloudの共有アルバムの同期に問題が生じる場合がある。iCloud for WindowsがインストールできないためiCloud上の写真をダウンロードできないと嘆くユーザーもいる。
「Microsoftは今後のリリースで、Windows 10バージョン1809に対応するiCloudを提供できるようにAppleと協力している」とMicrosoftは述べている。
Microsoftはまた、バージョン1809への更新後、F5 NetworksのVPNサービスでネットワーク接続が失われる問題が生じていることも確認している。この問題に関するF5 Networksのサポート情報は10月6日に公開されており、これはMicrosoftがバージョン1809を最初にリリースした数日後のことだ。
Microsoftは修正に取り組んでおり、「今後のリリースでアップデートを提供する」と述べている。またその間、F5 NetworksのVPNを利用しているユーザーに対しては、バージョン1809の提供をブロックしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」