シャープは、社内ベンチャー「テキオンラボ」が開発する「新保冷材」を一般販売すると発表した。畜冷材料と保冷バッグがセットになっており、氷点下を約2時間維持できる。発売は11月上旬から。想定税別価格は5500円。
新保冷材は、シャープの液晶技術を応用して作られたもの。酒造会社とのコラボレーションにより日本酒と新保冷材をセットにしてクラウドファンディングを通じて2017年3月より限定的な販売をしてきた。今回、累計の販売数が1万セットを超えたことを受け、一般販売に踏み切ったという。
新保冷材の畜冷性能は、従来クラウドファンディングなどで販売したものと同じ。新保冷材の用途拡大を狙っており、日本酒だけでなくビールなどの飲み方やノンアルコールの炭酸飲料を新保冷材で冷やすとふわっとした新触感を楽しむ飲み方などを提案していくという。
クラウドファンディングを行った製品で一般販売を開始するのは、シャープとして今回が初めて。年間2万台、売上高1億円以上を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス