米中間選挙まもなく--Uber、Lyft、Lime、Skipも有権者の移動を支援

Dara Kerr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年11月05日 16時04分

 米国時間11月6日に米国中間選挙が実施される。

 電動スクーターシェアリングサービスのLimeとSkipが、配車サービス大手のUberとLyftと同様に、米中間選挙で投票所へ行く人々に無料もしくは割引した乗車サービスを提供する。

 Lyftはこのサービスの提供を一番乗りで決めた。同社は8月、米国の全有権者を対象として、中間選挙の投票日に配車サービスを半額で利用できるようにすると発表した。交通の便が悪い地域の住民や、十分な行政サービスを受けられていないコミュニティの有権者には無料で提供する。

 Uberも10月24日、投票所への乗車をすべて10ドル値引きすると発表した。同社は10月4日、交通手段がなくて投票に行けないという人を投票所まで無料で送り届けるとすでに発表しており、また、投票所ボタンを作り、有権者が11月6日にどこへ投票しに行くべきかをより簡単に見つけられるようにした。

Uber
Uberは投票所ボタンを作り、有権者が選挙当日に投票しに行く場所を見つけやすくしている
提供:Uber

 「2018年の中間選挙が間近に迫り、全国の多くの団体や企業が一層の努力を重ね、民主的なプロセスを支援している」と、Uberの最高経営責任者(CEO)であるDara Khosrowshahi氏はブログへの投稿で述べた。「当社のテクノロジとリソースを駆使すれば、国内のすべてのUber利用者が手間を省くことができ、ボタン1つで投票所へ行けるようになる」(同氏)。

 米国の多くの有権者にとって、投票所への移動が障害となる場合がある。市民の学習と参加に関する情報研究センター(CIRCLE)によると、大学に進学しなかった若者の35%が、2016年の米大統領選挙で投票しなかった理由に、交通手段がなかったことを挙げたという。

 Uber、Lyft、Lime、Skipは、これこそ自分たちが支援できる分野の1つだと述べている。Skipは10月31日、投票日に同社の「I Voted(私は投票した)」というステッカーの写真を#SkiptothePollsというハッシュタグを付けてソーシャルメディアに投稿した利用者に、同社のドックレス電動スクーターに使用できる5ドル(約565円)のクレジットを提供すると発表した。Limeは10月30日、すべての利用者に同社の自転車かスクーターの30分間の無料乗車2回分を提供すると発表した。利用者はコード「LIME2VOTE18」を入力するだけでいい。

 Limeはまた、そのほかのIT企業に倣って、投票日に従業員に休暇を与えるという。Dropbox、Pinterest、Etsy、Oktaといった企業が同様の取り計らいを行っている

 配車サービスや電動スクーターシェアリングサービスの企業が投票所までの無料乗車サービスを提供するのと併せて、ロサンゼルスやインディアナポリスなどの都市も11月6日に終日、公共交通機関を無料で利用できるようにする。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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