「Roomba」を開発するiRobotは米国時間10月31日、ロボット掃除機を「Google Home」の環境にさらに深く組み込むため、Googleと提携したことを発表した。
「Googleと提携して、細やかな配慮に満ちた家庭環境を実現する新しい方法を追求する」とiRobotの最高経営責任者(CEO)を務めるColin Angle氏は声明で述べた。
iRobotの「Roomba i7+」は、低解像度ながらも家のマップを作成するiRobot初の掃除機である。同社の広報担当者は米CNETに対し、このたびの提携によって「空間的コンテキストに基づいてよりシームレスで包括的なスマートホームエクスペリエンスを構築するため、ロボット技術をどのように活用できるか調査したい」と述べた。
現時点でも「Google Assistant」に「Ok Google、掃除を開始して」と言えばRoombaが清掃を開始するが、今後はサーモスタットやスピーカなどのRoomba以外のスマート製品でも、Roombaが持つ部屋データを利用できるようになる可能性がある。
Angle氏は2017年、iRobotは自社製品の動作を改善するために、スマートホームで連携できるパートナーを探していると述べていた。同氏は、ユーザーの同意を得た場合のみ、他のメーカーと情報を共有すると強調していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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